2022年06月01日
Q:行政書士の先生、遺言書に記載のない財産はどのように扱えば良いのでしょうか。(室蘭)
行政書士の先生、遺言書のことで困ったことになっているので相談させてください。
私の両親は室蘭に住んでいるのですが、先月父が亡くなり、相続が発生しました。父は遺言書を残していたので室蘭の実家で無事に葬儀を済ませた後、家族全員でその内容に沿って遺品整理を始めた次第です。
とくに大きなトラブルもなく、このままなら問題なく終わるだろうと思っていたところ、最後の最後に遺言書に記載されていない財産があることに気づきました。祖父から受け継いだ土地なのですが、室蘭から離れた場所にあり使い道がなかったため、父も思い出すことができなかったのかもしれません。
このままだと相続手続きに遅れが生じてしまいますので、遺言書に記載されていなかった土地の扱いについて行政書士の先生に教えていただきたいです。(室蘭)
A:遺言書に記載のない財産は、遺産分割協議で分割方法を決定する必要があります。
遺言書に記載されていない財産が発見された場合、遺言書のない相続と同様に相続人全員で遺産分割協議を行い、その財産の分割方法を決定しなければなりません。分割方法が決定した際には遺産分割協議書を作成し、合意した証明として相続人全員で署名・押印をします。
今回、発見された財産は室蘭から離れた場所にある土地とのことですので、遺産分割協議書がないと登記変更の手続きを行うことはできません。「財産ひとつでわざわざ協議書を作成するなんて面倒…」と思われるかもしれませんが、必ず作成しておきましょう。
ただし、お父様が残した遺言書のなかに「記載のない財産の相続方法について」というような文言があった場合は話が別です。その場合には遺言書の文言に沿って相続すれば良いだけですので、相続人全員で遺産分割協議を行う必要はありません。まずはお父様の遺言書に似たような文言があるかどうか、確認することから始めることをおすすめいたします。
なお、遺産分割協議で作成する遺産分割協議書には決まった書式や用紙等はとくにありませんが、不動産登記に必要な事項に漏れやミスがあると手続きができなくなる恐れがあります。相続人だけで作成することに少しでも不安がある場合は、書類作成のプロである行政書士に任せてしまうのもひとつの方法です。
「どの事務所を選べば良いかわからない」という方は、これまでにたくさんの相続・遺言書作成をサポートしてきた実績のある室蘭相続遺言相談センターにぜひともお任せください。室蘭相続遺言相談センターでは豊富な経験と知識を持つ行政書士による初回無料相談を設け、室蘭の皆様の相続・遺言書に関するお悩みやお困り事を詳しくお伺いしております。
同じような相続・遺言書に関するご相談であっても、その内容は家族構成等によって異なってくるものです。どんなに些細なことでもまずはお気軽に室蘭相続遺言相談センターまで、お問い合わせください。
行政書士ならびにスタッフ一同、室蘭の皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申しております。
2022年05月06日
Q:実父が再婚した場合、私はその再婚相手の相続人になりますか?行政書士の先生にお伺いします。(室蘭)
私の実父母は私が成人した後に離婚し、父母ともにそれぞれが再婚しています。先日父の再婚相手の方が室蘭のご自宅で亡くなりました。その方とは何度かお会いしたことがあり、どちらかといえば親しい間柄でしたので葬儀にも参列しました。父から聞いたところによると、私もその方の相続人になるとのことで、相続手続きを引き受けてほしいと言われました。私は室蘭近郊に住んでいますし、親交のあった方のことですので引き受けようと思っていますが、そもそも私は実父の再婚相手の法定相続人に該当するのでしょうか。(室蘭)
A:今回のケースでは、再婚相手の方と養子縁組していなければ、ご相談者様は相続人ではありません。
子で法定相続人となれるのは、被相続人(今回は亡くなった再婚相手の方)の実子か養子に限ります。ご両親が離婚されたのはご相談者様が成人されてからとのことですので、成人が養子になるには、養親もしくは養子が養子縁組届の届出をし、両方が自署押印をする必要があります。よって、お父様の再婚相手の方と養子縁組をしたかどうか(=相続人に該当するかどうか)は、ご相談者様ご自身でお分かりかと思います。ご不明の場合はご自身の戸籍を取り寄せて身分事項欄の記載を確認しましょう。
もしご相談者様が再婚相手の方と養子縁組をしていた場合は相続人となりますが、相続をしたくない場合は、相続放棄の手続をすれば相続人ではなくなります。
室蘭相続遺言相談センターでは、室蘭を始め室蘭近郊の皆さまの相続手続き全般をサポートさせていただいております。ご自身がどなたの相続人となるのかなど、ご事情を丁寧に伺い親身に対応させていただきます。室蘭周辺地域にお住まいの方で相続について何かご不安がございます場合には、室蘭相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。経験豊富な専門家が室蘭の皆さまを全力で支援させていただきます。スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
2022年04月01日
Q:相続財産が不動産のみの場合、複数名で分けるにはどうすれば良いでしょうか。行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)
私は母の介護をするために室蘭の実家に戻ってきた50代女性です。
先日介護をしていた母が亡くなり、所有していた財産を姉と私と妹の3人で相続することになったのですが、困ったことになっているのでご相談させてください。
母には室蘭の実家に加え、祖父から受け継いだ土地と建物があります。現金や預貯金であれば分けるのも簡単だと思うのですが、不動産を3人の相続人で分けるにはどうすれば良いのかがわかりません。
室蘭の実家には現在も私が住んでいますし、祖父から受け継いだ土地と建物も売却するべきではないと姉はいっています。行政書士の先生、このような場合にはどうやって相続財産を分割すれば良いのでしょうか?(室蘭)
A:相続財産が不動産のみであっても、複数名で分割することは可能です。
相続財産が不動産のみの場合に分割方法をご説明する前に、まずはお父様の遺言書を探すことから始めてください。相続において何よりも優先されるのが遺言書の内容であり、遺言書が残されていればその内容に沿って相続するだけで済みます。
室蘭のご実家を捜索してもお父様の遺言書が発見されなかった場合には、相続財産をどのように分割するかを相続人全員で話し合う「遺産分割協議」を行う必要があります。今回のケースでは相続財産となる不動産の売却は検討していないとのことですので、以下の方法が考えられます。
- 相続財産を現物のまま分割する「現物分割」
- 相続財産を単独で承継し、代償分を他の相続人に支払う「代償分割」
「現物分割」を選択する場合、室蘭のご実家はご相談者様、受け継いだ土地はお姉様、建物は妹様というような形で遺産分割を行います。相続財産を現物のまま受け取ることになるため、合意に至れば円滑な遺産分割が実現できます。ただし、この方法ですと不動産評価が異なることから、不平等だと却下される可能性があります。
また「代償分割」を選択して相続財産をご相談者様だけで承継すれば、居住中の室蘭のご実家から退去せずに済みます。しかしながら他の相続人に代償分を支払う資金がない場合には、結果的に室蘭のご実家を売却・現金化しなければいけない事態に陥るかもしれません。
いずれにせよ相続人全員で遺産分割協議を行う前に不動産評価をきちんと行い、そのうえでどの方法を選択するべきか、納得いくまで話し合うことを心がけましょう。
それでも遺産分割協議がまとまりそうにない場合には、相続全般に精通した行政書士が在籍する室蘭相続遺言相談センターへ、ぜひともご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターでは室蘭の皆様の相続に関するお悩みやお困り事を解消すべく、知識・経験ともに豊富な行政書士が親身になってご対応いたします。まずは初回無料相談をご活用いただき、現在のご状況等について詳しくお聞かせください。
室蘭の皆様、ならびに室蘭で相続手続きについて相談・依頼できる事務所をお探しの皆様からのご連絡を、心よりお待ち申し上げております。
2022年03月01日
Q:銀行口座の通帳が見当たらず、相続手続きを進めることができません。行政書士の先生、どうすれば良いでしょうか。(室蘭)
行政書士の先生、はじめまして。相続で困ったことになっているのでお力を貸してください。
私の両親は室蘭にいるのですが、先日父が亡くなり相続が発生しました。母いわく、父には手付かずの退職金が入った預貯金があるそうで、室蘭の実家で無事に葬儀を済ませた後、相続人となる母と私と弟の三人でまずは銀行口座の通帳とカードを探すことにしました。
ですが、家中を探しても一向に見つかる気配がなく、このままだと相続手続きを進めることができません。行政書士の先生、このような場合にはどうすれば良いのでしょうか?教えていただけると非常に助かります。(室蘭)
A:相続手続きを進めるためにはお父様が利用していた銀行の手がかりとなるものが室蘭のご実家にないか、あらためて確認しましょう。
お父様の銀行口座の通帳とカードが見当たらないとのことですが、どの銀行を利用していたのかさえわかれば相続手続きを進めることが可能となります。まずは銀行名を突き止めるための手がかりがないかどうか、室蘭のご実家をあらためて確認してみてください。
銀行名が確認できるものとしては、タオルやカレンダー、ポケットティッシュ、封筒、銀行から送られてきた郵送物などが挙げられます。また、終活ノートやメモ帳などに銀行口座の情報を記載しているケースもあるため、それらも今一度確認します。
それでも銀行名がわからないようであれば、室蘭のご実家やお父様が勤務されていた会社周辺の銀行に直接問い合わせてみるほかにないでしょう。
相続人には被相続人の口座の有無や残高証明、取引履歴などの情報開示を請求できる権利はありますが、その際には相続人であることを証明する戸籍謄本の提出が求められます。戸籍謄本は他の相続手続きでも必須となる書類ですので、早めに準備しておくことをおすすめいたします。
相続手続きでは専門的な知識を要することも少なくないため、はじめて相続を経験するとなると予想以上に時間を要してしまうこともあるかと思います。ご自身で相続手続きを進めることに少しでも不安のある方は、相続・遺言書作成に精通した行政書士が在籍する室蘭 相続遺言相談センターまで、ぜひお気軽にご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターでは初回無料相談を設け、室蘭の皆様の相続・遺言書作成に関するお悩みやお困り事を詳しくお伺いしております。どんなに些細なことでもまずはお聞かせください。
室蘭相続遺言相談センターの行政書士ならびにスタッフ一同、室蘭の皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申しております。
2022年02月01日
Q:遺言書の遺言執行者に任命されました。具体的には何をすればいいのでしょうか。行政書士の先生教えていただけませんか。(室蘭)
室蘭に住んでいた父が亡くなり、生前から残しておくと言われていた遺言書を確認したところ、私が遺言執行者に任命されていました。私は一般企業に勤めるサラリーマンですし、法律の知識もありませんので少々荷が重いと感じております。父は再婚しており、前妻との間にも子供がおりますので揉めることがないかどうかも不安です。
行政書士の先生にお伺いしたいのですが、遺言執行者に任命された場合、どのようなことをすればいいのでしょうか。また、私のような法律の知識のない者でも出来るのでしょうか。(室蘭)
A:遺言執行者は基本的に誰でもなることが可能です。
遺言執行者に任命されるという経験はなかなかあるものではありませんので、驚かれたことでしょう。
遺言執行者とは遺言の内容を実現するための手続きを行う人のことをいいます。遺言執行者になるために資格などは必要ありませんが、破産者や未成年者がなることは出来ません。また、遺産を第三者に遺贈する場合や、遺言執行者を相続人ではない第三者を指定する場合には司法書士などの法律の専門家への依頼がおすすめです。
遺言書に遺言執行者の指定がない場合には、相続人や利害関係人が家庭裁判所へ遺言執行者選任の申立てを行い、任命してもらうことが可能です。なお、遺言執行者は必ず任命しなければならないわけではありません。遺言書に遺言執行者の指定がなく、家庭裁判所へ申立ても行わない場合には、相続人や遺贈によって財産を受け取る受遺者が遺言書の内容に沿って手続きを行います。
遺言執行者の役割としては相続人に代わって遺産の名義変更等、遺言書の内容を実現するための手続きを進めます。手続きによっては相続人全員に連絡をし、署名や実印の押印を集めなくてはならず、時間も労力がかかりますので、早めに手続きを進めていきましょう。
遺言執行者に任命されたものの手続きが不安だという場合には法律の専門家である行政書士へ相談することも一つの手です。
室蘭相続遺言相談センターでは室蘭にお住まいの皆様の相続に関するお悩みを親身になってお伺いします。初回のご相談は無料でお伺いしておりますので、お気軽にご相談ください。室蘭にお住まいの皆様、室蘭近辺で相続に詳しい事務所をお探しの皆様のご来所を心よりお待ち申し上げております。
行政書士甲田啓一事務所は室蘭の専門家です。
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