相談事例

室蘭の方より相続についてのご相談

2023年09月04日

Q:相続手続きを終えるまでの期間を知りたいです。行政書士の先生教えてください。(室蘭)

先日、室蘭に住んでいる父が亡くなりました。母はすでに亡くなっており、相続人である私と姉は遠方に住んでいる為、遺産整理をしに室蘭の実家へ帰った際に色々と手続きを進めたいと考えています。相続財産は、おそらく室蘭の実家と多少の預貯金くらいかと思います。姉と直接会う機会も長期間取れない為、早めに相続手続きを完了させたいのですが、一般的にどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか。相続手続きについての知識がほとんどなく、行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)

A:相続手続き完了までの期間は、相続財産の種類により異なります。

相続の手続きが必要な財産は、一般的に大きく分けて金融資産と不動産の2つになります。

金融資産とは現金・預金・株などを指し、手続きとしては亡くなったお父様(被相続人)の名義になっている口座を相続人名義へ変更するか、あるいは口座を解約して現金を相続人同士で分け合う方法があります。
手続きの際に必要となる書類は、各金融機関所定の相続届・遺産分割協議書・相続人の印鑑登録証明書・戸籍謄本一式などです。これらの書類を揃えるのに1~2か月ほどの時間を要します。なお必要となる書類は手続きごとに多少異なる場合がありますので、詳細は各金融機関にてご確認ください。
そして必要書類を提出後、金融機関での処理が完了するまでに2~3週間程度かかります。

次に土地や建物などの不動産ですが、こちらも名義を被相続人から相続人へ変更する必要があります。
対象となる不動産の固定資産税評価証明書・遺産分割協議書・相続人の印鑑登録証明書・被相続人の住民票除票・名義変更する相続人の住民票・戸籍謄本一式などの必要書類を揃え、その不動産の所在地を管轄する法務局へ登記申請を行います。
こちらも必要書類を収集するのに1~2か月ほど、処理が完了するのは法務局への申請から2週間ほどとお考えください。

室蘭のご相談者様の相談内容に合わせて以上の2つの手続きについてご説明いたしましたが、ご状況によってはさらに時間がかかる可能性もあります。例えば遺品整理の際に自筆の遺言書を見つけた場合や、未成年者・行方不明者の相続人がいる場合は家庭裁判所での手続きが必要となりますので、さらに時間がかかると見込んでおくとよいでしょう。

相続手続きは、相続を専門とする行政書士に依頼することも可能です。室蘭で相続手続きを行う際は室蘭相続遺言相談センターへお任せください。相続についての知識と経験が豊富な行政書士が、地域密着型で室蘭の皆様の相続手続きをお手伝いいたします。どうぞお気軽に室蘭相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。

室蘭の方より遺言書に関するご相談

2023年08月02日

Q:父の書斎を片付けていたら遺言書らしきものを発見しましたが、開けてもいいものか行政書士の先生に伺います。(室蘭)

 先日、室蘭の実家に住む父が亡くなったので室蘭市内の斎場で葬式を行いました。父はもう高齢でしたし、入院もしていたためある程度の覚悟はできていましたが、実際もう会えないとなると悲しみもひとしおです。今は母と一緒に父の書斎を片付けているところですが、父の机の引き出しの中から遺言書らしきものを見つけました。封書の表には家族の名前が書かれており、糊付けされています。特徴のある筆跡から父が書いたのは一目瞭然です。私は東京在住のため室蘭での滞在期間が決まっています。一刻も早く中身を確認したいのですが、遺言書はこの場で開封しても大丈夫でしょうか?(室蘭)

 A:自筆遺言書は家庭裁判所で検認を行ってからでないと開封できません。

お父様が手書きで作成された遺言書のことを自筆証書遺言と言います。自宅など、法務局以外で保管されていた遺言書は自由に開封することは出来ず、家庭裁判所にて検認の手続きを行ってからはじめて開封することが出来ます。家庭裁判所における検認は、遺言書の形状や訂正などといった検認日時点での内容を明確にすることを目的としています。また、相続人が遺言書の存在とその内容を確認できるため偽造防止としても効果的です。自筆証書遺言を見つけた際は、検認手続きの準備としてまず家庭裁判所に提出する戸籍等を集めてから家庭裁判所に赴きます。家庭裁判所へは相続人全員が参加しなくても、申立人だけで検認手続きを行なうことは可能ですが、検認を行わないと遺言書の内容に沿った不動産の名義変更等、各種手続きを行うことはできません。家庭裁判所において遺言書の検認が完了すると遺言書には検認済証明書が付きますので、その遺言書を元に相続手続きを進めていきます。
なお、家庭裁判所において検認の手続きを行わず、遺言書を勝手に開封した場合、民法では5万円以下の過料に処すると定められています。

また、少し話が逸れますが、もしも開封した遺言書において一部の相続人の遺留分を侵害する内容が書かれていた場合、その相続人は遺留分を取り戻すことが可能となりますのでその際は相続の専門家にご相談ください。

室蘭相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、室蘭エリアの皆様をはじめ、室蘭周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
室蘭相続遺言相談センター
では、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、室蘭の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは室蘭相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。室蘭相続遺言相談センターのスタッフ一同、室蘭の皆様、ならびに室蘭で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

室蘭の方より遺産相続についてのご相談

2023年07月03日

Q:母の相続手続きについて、遠方の為なるべく時間をかけずに手続きを終わらせたいのですが、完了するまでにどのくらい期間がかかりますか?行政書士の先生への依頼も検討しています。(室蘭)

母は、父が他界してからも室蘭の実家で一人で生活をしていました。その母が先月亡くなり相続の手続きを進んていますが、私は室蘭を離れているため手続きのために実家へ戻るにも仕事があるため長く滞在することができません。実家のこともありますので丁寧に手続きを進めたいのですが、それがかなわずに困っています。
一般的に相続の手続きが完了する期間というのはどのくらいなのでしょうか。自分で出来ない範囲であれば、行政書士の先生へ依頼することも検討しています。(室蘭) 

A:遺産の内容により相続手続き完了までの時間は異なります。

相続手続きの必要な財産は、一般的なものとして現金や預貯金、ご自宅や駐車場などの不動産があります。今回はこれらの一般的な遺産の相続手続きについて説明をしていきます。

まず、現金や預貯金などの金融資産について、亡くなられた方名義の預貯金の口座を相続人名義へと変更、もしくは解約して相続人へと分配する手続きを行います。細かい手続き内容はそれぞれ機関により多少の違いはありますが、基本的に必要な手続きや書類などは変わりません。戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関指定の相続届等が一般的に必要な書類となります。これらを提出し、金融機関で2、3週間程度で処理が完了します。戸籍の収集に1,2か月ほどかかりますので、金融機関での手続きには3ヶ月弱がかかることになります。

不動産の相続手続きも、金融資産と同様に亡くなられた方名義の不動産を相続人名義へと変更をする手続きを行います。不動産の手続きは法務局で行いますので、必要書類を揃えて法務局へと申請をします。必要書類は、戸籍謄本一式、被相続人の住民票除票、相続人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等です。戸籍謄本は金融資産の際に集めたものを使用できますので、こちらの手続きは法務局での手続き時間2週間程度で完了となります。

今回は一般的な手続きとして、金融資産と不動産についてご案内いたしましたが、もし遺言書が残っていた場合や相続人や多いケース、また相続人に未成年者がいた場合などは上記の期間内では収まらない可能性が高くなりますでの、ご自身のご状況を確認のうえ参考になさってください。

室蘭での相続手続きであれば、ご依頼者様が遠方であってもお手伝いは可能でございます。お時間のない方、ご自身での手続きに不安のある方は、ぜひ当センターへとお任せください。まずは初回無料の相談にて、お困りごとをお聞かせください。室蘭の相続手続きには自信がございますので、お気軽にお問合せください。皆様のご来所を所員一同お待ちしております。

室蘭の方より相続についてのご相談

2023年06月02日

Q:行政書士の先生にお伺いしたいです。相続手続きで必要となる戸籍はどのように取得すれば良いですか?(室蘭)

室蘭在住の者です。先日、同居していた母が亡くなり相続手続きを進めはじめました。父は数年前に亡くなり、相続人は私と妹の2人になるかと思います。妹は海外で暮らしているため、私だけで相続手続きを進めていましたが、戸籍の提出でつまずいてしまいました。銀行へ手続きをしに行ったところ、母が亡くなったことが分かる戸籍と自分と妹の戸籍を提出しましたが、それだけでは不十分だと突き返されてしまいました。なお、母の出身地は神戸です。速やかに手続きを進めたい為、その他に必要な戸籍と取得方法について教えていただきたいです。(室蘭)

A:相続手続きでは、被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要です。

戸籍は種類が多いため、どの戸籍が必要なのか迷われる方も多くいらっしゃいます。相続手続きで必要となる戸籍は下記になります。

  • 相続人全員の現在の戸籍謄本
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本

戸籍を取得するには役所へ請求する必要があります。まずは、被相続人(亡くなった方)の最後の本籍地を管轄する役所に出生から死亡までの戸籍を請求しましょう。基本的に複数回転籍している方がほとんどですので、ひとつの役所ですべての戸籍が揃うことはほとんどありません。そのため、お母様の出身地である神戸の役所に請求することもあるかと思います。役所が遠方にあり、直接請求することが難しい場合は、郵送で取り寄せることもできますので、各役所のホームページなどで確認してみてください。

なお、出生から死亡までの戸籍には、いつ誰と誰の間に生まれた子であるのか、兄弟は何人いるか、誰と結婚し子供は何人いるのか、いつ亡くなったのか等、被相続人のことがすべて記録されています。この戸籍を確認することで、相続人にあたる人は誰なのかが分かります。もしもお母様に隠し子や養子がいた場合は、その方も相続人に含まれますので、速やかに戸籍を取得しておきましょう。

室蘭相続遺言相談センターでは、室蘭の皆様の相続手続きをサポートしております。戸籍の収集は、思っているよりも手間と時間がかかります。早く相続手続きを完了したい方は、専門家への依頼も検討してみることをおすすめいたします。室蘭相続遺言相談センターでは、完全無料相談を行っておりますので、お気軽にお問合せください。相続手続きについて丁寧に説明させていただきます。室蘭の皆様のご来所を心よりお待ちしております。

室蘭の方より遺言書に関するご相談

2023年05月08日

Q:父の遺言書に記載のない財産が見つかりました。どうしたらいいか行政書士の先生に伺います。(室蘭)

先月、室蘭市郊外の実家に住む父が亡くなりました。父は何事にも心配性で、自分が亡くなった後の遺産相続で家族が揉めないよう死後の準備もしていました。案の定、父は遺言書を残しており、残された私たち家族も揉めることなく遺産分割ができそうで安心していました。しかしながら先日、遺言書に記載されている財産と実際の財産を比較していたところ、遺言書に記載のない財産が見つかって困っています。その財産とは、室蘭市のはずれにポツンとある空き地です。たぶん代々受け継がれた不動産かと思いますが、雑草が生い茂り、明らかに放置されていた感じです。心配性の父もこの土地の事までは分からなかったようで遺言書に書き忘れたようです。この土地は財産に含めることになるかと思いますが、遺言書に書き加えることも出来ませんしどうしたら良いでしょうか?(室蘭)

A:まず、遺言書に記載のない財産の扱いについての項目がないかご確認ください。

遺言書に記載のない財産についてはその財産についてのみ遺産分割協議を行うことになりますが、その前にまず、お父様の遺言書の中に“遺言書に記載のない遺産の相続方法”などといった内容の項目がないか確認してください。全く同じ文言でなくとも伝えたい内容が同じであれば構いません。相続財産を多くお持ちの方の中には“その他の財産の扱い方”とか“他の財産が見つかった場合の分割方法”など、まとめて遺言書に記載される方も少なくありません。もしそのような記載があるようでしたら遺産分割協議を行う必要はありませんので、その記載内容に従って相続してください。同内容の記載がない場合は、冒頭で触れた通りその財産について相続人全員で遺産分割協議を行い、まとまった内容を遺産分割協議書に書き起こしてから遺産分割を行います。なお、不動産の登記変更の際にもこの遺産分割協議書を使用します。

室蘭および室蘭近郊にお住まいの皆さま、遺言書を作成しておくことで残されたご家族は相続手続きにおいて多くの手間が省けるためぜひ遺言書を作成しておきましょう。なお法律上無効となる遺言書を作成してしまうと遺族は遺産分割協議を行わなければならなくなってしまうため、遺言書を作成する際には豊富な知識をもった専門家に依頼することをお勧めします。

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