室蘭の方より相続についてのご相談
2022年04月01日
Q:相続財産が不動産のみの場合、複数名で分けるにはどうすれば良いでしょうか。行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)
私は母の介護をするために室蘭の実家に戻ってきた50代女性です。
先日介護をしていた母が亡くなり、所有していた財産を姉と私と妹の3人で相続することになったのですが、困ったことになっているのでご相談させてください。
母には室蘭の実家に加え、祖父から受け継いだ土地と建物があります。現金や預貯金であれば分けるのも簡単だと思うのですが、不動産を3人の相続人で分けるにはどうすれば良いのかがわかりません。
室蘭の実家には現在も私が住んでいますし、祖父から受け継いだ土地と建物も売却するべきではないと姉はいっています。行政書士の先生、このような場合にはどうやって相続財産を分割すれば良いのでしょうか?(室蘭)
A:相続財産が不動産のみであっても、複数名で分割することは可能です。
相続財産が不動産のみの場合に分割方法をご説明する前に、まずはお父様の遺言書を探すことから始めてください。相続において何よりも優先されるのが遺言書の内容であり、遺言書が残されていればその内容に沿って相続するだけで済みます。
室蘭のご実家を捜索してもお父様の遺言書が発見されなかった場合には、相続財産をどのように分割するかを相続人全員で話し合う「遺産分割協議」を行う必要があります。今回のケースでは相続財産となる不動産の売却は検討していないとのことですので、以下の方法が考えられます。
- 相続財産を現物のまま分割する「現物分割」
- 相続財産を単独で承継し、代償分を他の相続人に支払う「代償分割」
「現物分割」を選択する場合、室蘭のご実家はご相談者様、受け継いだ土地はお姉様、建物は妹様というような形で遺産分割を行います。相続財産を現物のまま受け取ることになるため、合意に至れば円滑な遺産分割が実現できます。ただし、この方法ですと不動産評価が異なることから、不平等だと却下される可能性があります。
また「代償分割」を選択して相続財産をご相談者様だけで承継すれば、居住中の室蘭のご実家から退去せずに済みます。しかしながら他の相続人に代償分を支払う資金がない場合には、結果的に室蘭のご実家を売却・現金化しなければいけない事態に陥るかもしれません。
いずれにせよ相続人全員で遺産分割協議を行う前に不動産評価をきちんと行い、そのうえでどの方法を選択するべきか、納得いくまで話し合うことを心がけましょう。
それでも遺産分割協議がまとまりそうにない場合には、相続全般に精通した行政書士が在籍する室蘭相続遺言相談センターへ、ぜひともご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターでは室蘭の皆様の相続に関するお悩みやお困り事を解消すべく、知識・経験ともに豊富な行政書士が親身になってご対応いたします。まずは初回無料相談をご活用いただき、現在のご状況等について詳しくお聞かせください。
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