相続手続き
2021年07月03日
Q:行政書士の先生にご相談です。相続手続きを行う際に必要な戸籍について教えていただきたいです。(室蘭)
現在室蘭に住んでいる50代主婦です。
先日、室蘭にある病院で母が亡くなり、現在相続手続きを進めているところです。
父は既に亡くなっているため相続人は姉と私の二人になると思います。
先日、名義変更の手続きをするため姉と室蘭にある銀行へ行った際、予め準備しておいた父が亡くなったことがわかる戸籍と自分の現在の戸籍を提出しました。
しかし、銀行側からそれだけでは手続きができないと言われてしまいました。他にどのような戸籍が必要だったのか分からず悩んでいます。
行政書士の先生、相続手続きを行う際に必要な戸籍について教えていただきたいです。(室蘭)
A:相続手続きにはお母様の出生から亡くなるまでの戸籍が必要です。
この度は、室蘭相続遺言相談センターへお問合せありがとうございます。
戸籍には様々な種類があるため、複雑になり頭を抱える方もいらっしゃるかと思います。基本的に相続手続きにおいて下記の戸籍が必要になりますのでご確認ください。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改正原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍には、お母様がいつ誰と誰の間で生まれ、兄弟は何人いるのか、誰と結婚し、子供は何人いるか等といった全てが記録されています。この戸籍により、お父様が亡くなった時点で配偶者の有無やご相談者様以外に子供はいないのか確認することが出来ます。万が一、お母様に隠し子や養子がいた場合には、ご相談者様以外にも相続が発生しますので、相続が開始次第早めに取り寄せましょう。
戸籍を取る際に、役所へ請求する必要があります。通常は、亡くなった方の最後の本籍地を管轄する役所へ出生から死亡までに戸籍を請求することで、その役所にある戸籍を出してもらうことが可能となります。もし請求する役所が遠方にあり、直接役所に出向くことが難しい場合には郵便での請求と取り寄せが可能となりますので、各役所でのホームページにてご確認ください。但し、多くの方は人生の中で複数転籍をしているため、一つの役所で全て揃うことはなかなかありません。
相続手続きは、戸籍謄本を揃える等、時間と手間がかかります。
特に平日お仕事をされている方の場合、役所や銀行へお問合せを行うことが難しいです。
なかなか手続きが進まず困っている方も多数いらっしゃいます。
室蘭相続遺言相談センターでは、専門家による無料相談を行っています。
室蘭周辺にお住まいの方、室蘭周辺でお勤めの方は相続が開始したらまずはお気軽にご相談ください。
室蘭相続遺言相談センターは室蘭の皆様からのお問合せ心よりお待ちしております。
2021年05月08日
Q:夫の財産を相続することになりました。何から始めればいいのかさっぱり分からないので、行政書士の先生にご教示いただきたいです。(室蘭)
行政書士の先生、お力を貸してください。私は室蘭に住む60代の主婦です。
5年前に子ども達がそろって一人暮らしを始めたのを機に、夫の故郷である室蘭に戻り仲睦まじく暮らしていました。ところが半月ほど前に夫が突然亡くなってしまい、室蘭の実家で何とか葬式は済ませたものの、あまりのショックにしばらく何も手につかない状態でした。
夫には代々受け継いできたマンションがあるので相続手続きというものをしなければならないと思うのですが、何から始めればいいのかさっぱり分かりません。相続手続きとして何をする必要があるのかを教えていただけると助かります。(室蘭)
A:相続が発生した場合、まずは遺言書が残されているかどうかを確認しましょう。
相続というものは人生においてそう何度も経験することではありませんから、ご相談者様のように何から始めればいいのか分からない方は大勢いらっしゃいます。そうした方たちのために、今回は相続が発生した場合の流れについて簡単にご説明いたします。
1)遺言書が残されているかどうかを確認する
2)法定相続人を調査・確定する
3)被相続人の相続財産を調査する
4)相続人全員で遺産分割協議を行う
5)財産の名義変更を行う
相続において何よりも優先されるのは遺言書の内容です。そのため、まずは遺言書が残されているかどうかを確認してください。遺言書が見つかった場合は、その内容に従って相続手続きを進めていけば問題ありません。もし見つからなかった場合は、誰が被相続人(旦那様)の相続人になるのかを調査・確定することになります。
相続人については、被相続人の生まれてから亡くなるまでの全戸籍謄本を取得することにより確認が可能です。なお、相続手続きを進めるにあたっては相続人の戸籍謄本も必要になるため、併せて取得しておくと良いでしょう。
続いて、被相続人にどのような遺産および債務があるのかを調査し、相続財産の内容をひと目で確認できるよう、相続財産目録や一覧表を作成します。ご相談者様はマンションを相続されるとのことですので、不動産の登記事項証明書や固定資産税の納税通知書、また、恐らくお持ちでしょう金融機関の通帳(もしくは残高証明書)を確認することになります。
法定相続人の確定および相続財産の調査が完了しましたら、相続人全員で遺産分割について話し合う「遺産分割協議」を行います。話し合いがまとまった場合はその内容を取りまとめた遺産分割協議書を作成し、遺産分割の手続きに移ります。
この遺産分割協議書は不動産登記や名義変更、預貯金の引出し等に必要となるため、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。
このように、相続手続きには多くの流れがあり、初めて経験される方が自力でするとなると想像以上に時間も労力もかかるものです。室蘭相続遺言相談センターでは頼れる法律の専門家として、室蘭にお住まいの皆様の相続申告・納税を全力でサポートいたします。室蘭にお住まいの皆様、まずはお気軽に室蘭相続遺言相談センターまでお問い合わせください。
2021年04月09日
Q:遺言書に書かれていない財産が見つかり困っています。どうすれば良いのか行政書士の先生にお伺いしたいです。(室蘭)
はじめまして。私は室蘭の片田舎に住む定年間近の男性です。父の残した遺言書のことで行政書士の先生に伺いたいことがあり、ご連絡しました。
私の両親も室蘭で生活しているのですが先週の頭に父が亡くなり、急なことで慌ただしいながらも室蘭の実家にて無事に葬式を済ませることができました。
父が生前遺言書を作成していたことは知っていたので、遺言書に沿って遺品整理を進めていましたが、途中で「ん?書かれていない財産があるぞ」と気付きました。
それは室蘭市内にある狭い土地で、更地のまま放置していたことで父自身も遺言書に書き忘れたのだと思います。
まさかそんな財産が見つかるとは思ってもみなかったので、母ともども困り果てています。この室蘭市内にある土地の扱いはどうすればいいでしょうか?(室蘭)
A:まずは遺言書の中に、その他の財産の扱いについて記載があるかを確認しましょう。
相続財産を把握しきれないほど多数所有されている方の中には、“記載のない財産の扱いの仕方”という形でひとまとめにし、遺言書に記載しているケースがあります。
ですから、お父様が残した遺言書の中に“遺言書に書かれていない財産の扱い”について記載があるかどうか、改めて確認してみてください。
上記のような記載がある場合は、その内容に沿って相続すれば問題ありません。記載がない場合は相続人全員でその財産について遺産分割協議を行うとともに、遺産分割協議書を作成することになります。
作成するにあたっての規定は特になく、手書きでもパソコンでも構いません。内容を確認したうえで相続人全員に署名、押印(実印)をしてもらい、印鑑登録証明書を準備すれば完了です。
なお作成した遺産分割協議書は、相続手続きの実行だけでなく不動産の登記変更時にも必要となるので、紛失しないようしっかりと保管しておきましょう。
同じような相続・遺言書に関するご相談であっても、その方の家族構成等によってお悩みやお困りごとの内容は異なってくるものです。
室蘭相続遺言相談センターでは室蘭近郊にお住まいの皆様のお力になれるよう、豊富な知識をもつ専門家がご相談内容に合わせて親切丁寧にご対応させていただきます。
初回相談は無料ですので、相続対策としての遺言書作成等についてもお気軽にお問い合わせください。室蘭相続遺言相談センターのスタッフ一同、室蘭の皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
行政書士甲田啓一事務所は室蘭の専門家です。
0120-56-8015
営業時間 9:00~18:00(月~土)※電話受付は20時まで ※土曜日は要予約
つながりにくい場合・休日時間外ご対応 担当者直通:080-8636-8015まで
室蘭市を中心に登別市・伊達市・白老町・洞爺湖町・豊浦町・壮瞥町など北海道南西部エリアにお住まいの方は、お気軽にご相談ください。