室蘭の方より相続のご相談
2021年05月08日
Q:夫の財産を相続することになりました。何から始めればいいのかさっぱり分からないので、行政書士の先生にご教示いただきたいです。(室蘭)
行政書士の先生、お力を貸してください。私は室蘭に住む60代の主婦です。
5年前に子ども達がそろって一人暮らしを始めたのを機に、夫の故郷である室蘭に戻り仲睦まじく暮らしていました。ところが半月ほど前に夫が突然亡くなってしまい、室蘭の実家で何とか葬式は済ませたものの、あまりのショックにしばらく何も手につかない状態でした。
夫には代々受け継いできたマンションがあるので相続手続きというものをしなければならないと思うのですが、何から始めればいいのかさっぱり分かりません。相続手続きとして何をする必要があるのかを教えていただけると助かります。(室蘭)
A:相続が発生した場合、まずは遺言書が残されているかどうかを確認しましょう。
相続というものは人生においてそう何度も経験することではありませんから、ご相談者様のように何から始めればいいのか分からない方は大勢いらっしゃいます。そうした方たちのために、今回は相続が発生した場合の流れについて簡単にご説明いたします。
1)遺言書が残されているかどうかを確認する
2)法定相続人を調査・確定する
3)被相続人の相続財産を調査する
4)相続人全員で遺産分割協議を行う
5)財産の名義変更を行う
相続において何よりも優先されるのは遺言書の内容です。そのため、まずは遺言書が残されているかどうかを確認してください。遺言書が見つかった場合は、その内容に従って相続手続きを進めていけば問題ありません。もし見つからなかった場合は、誰が被相続人(旦那様)の相続人になるのかを調査・確定することになります。
相続人については、被相続人の生まれてから亡くなるまでの全戸籍謄本を取得することにより確認が可能です。なお、相続手続きを進めるにあたっては相続人の戸籍謄本も必要になるため、併せて取得しておくと良いでしょう。
続いて、被相続人にどのような遺産および債務があるのかを調査し、相続財産の内容をひと目で確認できるよう、相続財産目録や一覧表を作成します。ご相談者様はマンションを相続されるとのことですので、不動産の登記事項証明書や固定資産税の納税通知書、また、恐らくお持ちでしょう金融機関の通帳(もしくは残高証明書)を確認することになります。
法定相続人の確定および相続財産の調査が完了しましたら、相続人全員で遺産分割について話し合う「遺産分割協議」を行います。話し合いがまとまった場合はその内容を取りまとめた遺産分割協議書を作成し、遺産分割の手続きに移ります。
この遺産分割協議書は不動産登記や名義変更、預貯金の引出し等に必要となるため、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。
このように、相続手続きには多くの流れがあり、初めて経験される方が自力でするとなると想像以上に時間も労力もかかるものです。室蘭相続遺言相談センターでは頼れる法律の専門家として、室蘭にお住まいの皆様の相続申告・納税を全力でサポートいたします。室蘭にお住まいの皆様、まずはお気軽に室蘭相続遺言相談センターまでお問い合わせください。
行政書士甲田啓一事務所は室蘭の専門家です。
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